ランナー膝の原因と自律神経のつながり

ランナー膝(腸脛靭帯炎)は、ランニング時の膝の外側の痛みとして知られています。しかし、膝だけに注目しても根本的な解決にはなりません。実際、足元の構造が大きく関係しており、痛みが長期化する理由は自律神経に痛みのループがあるからです。


1.一般的に言われる原因は?

ランナー膝は、膝の外側にある腸脛靭帯が炎症を起こしている状態です。一般的には「オーバーユース(使いすぎ)」や「膝のアライメントの乱れ」が原因とされています。痛みが何ヶ月も続くと自律神経を介して少しのストレスで痛みが繰り返されたり、痛みが改善されにくい身体になります。


2. 膝だけを見ても解決しない理由

ランナー膝の大きな原因は足根部(足の土台)の崩れです。足元が不安定で、膝に余計な負担がかかり、腸脛靭帯にストレスがかかります。特に、足のアーチを支える足根骨(距骨・舟状骨)の動きが悪く、膝への衝撃が直接伝わるためです。初期の段階で足根骨を処置すれば問題は広がりません、しかし日本人は足のアーチが崩れている事が多いので慢性的な状態であり痛みが出る前からストレスが足元からかかり続けています。そのストレスは膝だけでなく神経を介して自律神経に影響が出ます。


3. 中足骨を緩めることが最も効果的なセルフケア

ランナー膝の改善には、足のバランスを整えることが重要です。そのために最も効果的なセルフケアが中足骨(足の甲の骨)を緩めることです。足指を1本ずつ優しく引っ張り、軽く回すように動かすことで、中足骨の柔軟性が戻り、膝への負担が軽減されます。


膝の痛みがあると「膝自体」に目が向きがちですが、本当の原因は足元にあることが多いです。そしてランナー膝に悩む場合は慢性的なストレスによって自律神経に痛みのループができています。足根部のケアを取り入れることで足部自体が緩むのと、中足骨と背骨のつながりを緩ませる事ができます。ぜひ取り入れてください!

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