胃の痛みと自律神経の関係

胃の痛みが続くと「ストレスかな?」と思うことはありませんか?実は、胃の働きは自律神経と深く関係しており、姿勢や体のバランスが乱れることで症状が悪化することがあります。


1. 内臓も膜によって背骨にぶら下がっている

胃をはじめとする内臓は、腹膜などの膜によって背骨や骨盤とつながっています。そのため、背骨の歪みや筋膜の硬さが内臓の動きを制限し、血流や神経の伝達に影響を与え、胃の働きを低下させることがあります。


2. 慢性的な姿勢の悪さが自律神経にストレスをかける

猫背や前かがみの姿勢が続くと、背骨周辺の神経が圧迫され、自律神経のバランスが崩れやすくなります。また寒冷刺激も非常にストレスです。特に、胃の働きをコントロールする迷走神経の働きが低下し、胃もたれや痛みの原因になることがあります。


3. 薬では改善しにくいのはなぜか?

薬は一時的に胃酸を抑えたり、炎症を軽減したりしますが、そもそも姿勢や神経のバランスが乱れたままだと根本的な改善にはつながりません。 胃の機能が低下している場合、薬だけでは不調を繰り返してしまうのです。


4. 体の構造と機能は密接に関係している

姿勢や筋膜の状態を整えることで、自律神経の働きが改善し、胃への負担が軽減されます。例えば、背骨や横隔膜をゆるめるストレッチを取り入れることで、胃に流れる血流量や神経の滞りが改善されるからです。
人間の体は、骨(圧縮を受ける構造)と筋膜や腱・靭帯(張力を生み出す構造)のバランスによって支えられています。これにより、骨が単独で体を支えているのではなく、筋膜や筋肉の張力が骨を適切な位置に保つ役割を果たすことで身体の機能が上手く働くようになっています。


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