ボールを蹴る時に股関節が痛む小学6年生の選手

先日来院された小学6年生のサッカー少年ですが、ボールを蹴る時に股関節の内側が痛い。
チェックすると足首の向きや、股関節の可動制は明らかに左右差があります。当然です、身体の癖があるからです。
しかし原因は単なる筋肉疲労ではなく、足元の構造と体の連動が大きく関係しています。


1. どこの筋肉が固くなり痛みが出るのか?

サッカーでは、キックやダッシュ時に腸腰筋や内転筋、大腿筋膜張筋などが過剰に使われます。これらの筋肉が硬くなると、股関節の可動域が狭くなり、痛みが生じやすくなります。


2. 原因は足元の構造にある

  • 股関節に負担がかかる原因の一つが、足根骨(距骨や舟状骨)の歪みです。足元が不安定だと、歩行や蹴り動作の際にバランスが崩れ、股関節に無理な負担がかかります。これが長期的に続くと、痛みへとつながります。
    ただ、足根骨の問題はサッカーの時に限らず立ち方、歩き方など日常の生活で発生しますのでスポーツをしていない方でも足元の構造は重要になります。

3. 神経を通じた連動の重要性

体は神経を通じて連動するシステムで動いています。足元のバランスが崩れると、その歪みが膝や股関節、さらには上半身へと影響を及ぼし、まるで積み木崩しのように連鎖的な問題を引き起こします。
痛みに関しては構造的なアプローチで改善する事が多いです。
しかし怪我をしないための体づくりや、パフォーマンスの向上、を目指す場合はこの連動がとても重要になります。
当院の施術はこの連動性が取りやすくなる事が特徴です。


股関節の痛みを改善するには、足元のバランスを整え、体全体の連動をスムーズにすることが重要です。痛みの根本原因を見極め、効率的なケアを取り入れましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です