メラトニンと睡眠の関係
〜自然な眠りのためにできること〜
「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「朝までぐっすり眠れない」──そんな悩みを抱えていませんか?
自律神経の乱れによる睡眠トラブルには、“メラトニン”というホルモンが深く関係しています。今回は、自然な眠りに必要な3つのポイントをお伝えします。
① メラトニンは“天然の導眠剤”
メラトニンは、夜になると脳の松果体から分泌されるホルモンで、身体と心を“おやすみモード”へと導いてくれます。
薬のように一気に眠らせるのではなく、自然に眠気を感じさせる「体内の導眠剤」として働いてくれるのです。
しかし、夜遅くまでスマホやパソコンの光を浴びていると、メラトニンの分泌が妨げられ、寝つきが悪くなります。
睡眠の質を高めたい方は、寝る1〜2時間前からブルーライトを控えるよう意識してみましょう。

② メラトニンと筋膜の関係
あまり知られていませんが、筋膜の緊張もメラトニンの分泌に影響します。
筋膜とは、筋肉を包む薄い膜で、全身をネットのように繋いでいる組織です。
この筋膜が硬くなると、交感神経(緊張モード)が優位になり、リラックスしにくくなってしまいます。
緊張が続いたままでは、メラトニンが出にくくなり、寝つきが悪くなる原因に。
就寝前に軽くストレッチや深呼吸をして筋膜をゆるめるだけでも、睡眠への切り替えがスムーズになりますよ。

③ 朝はしっかり光を浴びる
メラトニンは夜に分泌されますが、実はその準備は“朝”に始まります。
朝起きて光を浴びることで体内時計がリセットされ、そこから約15〜16時間後にメラトニンが分泌されるようになるのです。
特に、太陽の自然光が効果的。
起床後はカーテンを開けて窓際で朝の光を浴びる、もしくは外を少し散歩する習慣をつけると、夜の眠りの質がグッと変わってきます。

まとめ
眠れない夜を変えるには、体の自然なリズムを整えることが大切です。
メラトニンの働きを活かすために、
✅ 夜はブルーライトを避ける
✅ 筋膜の緊張をゆるめる
✅ 朝の光をしっかり浴びる
この3つをぜひ意識してみてください。
自然な眠りは、明日の元気につながっていきます。
さらにセルフケアやストレッチ法なども知りたい方は、お気軽にご相談ください!