身体の不調が治らない人は必ずやっている3つのNG習慣

〜オステオパシー的アプローチで見直す生活習慣〜

「検査では異常なし。でもずっと耳鳴りやめまいが続く…」
そんな方にこそ見直してほしいのが、日常の動作や姿勢のクセです。
オステオパシーでは、体の構造(骨・筋肉・神経)が整っていてこそ、機能(血流・リンパ・神経の働き)がスムーズに働くと考えます。めまいや耳鳴りは、日々の些細な習慣の積み重ねによって身体のバランスが崩れ、自律神経が乱れることで起こることも多いのです。

① スマホ・パソコンでうつむき姿勢を続けている

うつむいた姿勢は、首の前側の筋肉(胸鎖乳突筋や斜角筋)を縮め、後頭骨や耳の周囲の筋膜を引っ張ります。その結果、内耳の血流が悪化し、めまいや耳鳴りにつながります。さらに頚椎の可動性が低下すると、自律神経が通る通路も狭まり、症状が慢性化します。

② 仙骨座りや足を組むクセ

骨盤が後傾する「仙骨座り」は、背骨全体のS字カーブを崩し、頭部の位置まで歪めます。特に、頚椎1番(環椎)と後頭骨の関係がズレると、脳脊髄液の流れや神経伝達にも影響が出やすくなります。足を組む動作も、左右の骨盤バランスを乱し、全身の姿勢バランスを崩します。

③ 靴ひもを結ばない・履き方が乱雑

足元は“全身を支える土台”です。アーチ構造(内側・外側縦アーチと横アーチ)が崩れると、足首・膝・股関節、そして骨盤〜背骨へと構造的なゆがみの連鎖が起こります。特に足の関節には、バランスを感知する「固有受容器」が多く、合わない靴や踵の潰れた靴は、それらの感覚入力を狂わせ、姿勢制御が乱れ、自律神経系にも影響を与えるのです。


オステオパシーでは、こうした「日常のクセでゆがんだ構造」を整えることで、自然治癒力と神経系の調和を引き出します。
めまいや耳鳴りがなかなか改善しない方は、体の内側からのケアとあわせて、毎日の習慣を見直すことができれば治療が少なくて効果も長続きできます。

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