ばね指になった時にやってはいけないこと

「指がスムーズに動かない」「伸ばそうとするとカクッと引っかかる」――このような症状に悩んでいませんか?これはばね指と呼ばれ、指の腱や腱鞘(けんしょう)が炎症を起こし、スムーズな動きができなくなっている状態です。

多くの人は、指をマッサージしたり、無理に動かしたりして改善しようとしますが、それでは根本的な解決にはなりません。ばね指を悪化させないために、やってはいけないことと正しいケア方法を知っておきましょう。


1. 指が固いからと言ってマッサージしたりストレッチをやり過ぎると余計に固くなる

ばね指の症状が出ると、「指をよく動かせば治るのでは?」と考えてしまいがちですが、指だけをマッサージしても根本的な解決にはなりません。

なぜなら、指の腱や筋肉が硬くなる原因は、骨の硬さにあるからです。 骨が硬くなると、それに付着する筋肉や腱が引っ張られ、柔軟性を失い、ばね指の症状が悪化しやすくなります。

つまり、指のストレッチやマッサージをしても、骨のバランスが崩れたままでは改善しにくいのです。局所的なケアではなく、体全体のバランスを整えることが重要です。


2. 「カルシウムを摂ればいい」は大間違い!本当に必要なのはミネラル

骨を強くするために「カルシウムを摂る」という考えは一般的ですが、それだけでは不十分です。

骨の柔軟性や神経伝達をスムーズにするには、ミネラル(マグネシウム・カリウム・亜鉛など)が不可欠です。

ミネラルが不足すると、神経の働きが悪くなり、筋肉や腱の緊張が取れにくくなります。その結果、ばね指の症状がなかなか改善しません。ナッツ類・海藻・豆類などを積極的に摂取し、ミネラルバランスを整えることが重要です。


3. 骨のバランスを整えることがばね指改善のカギ

ばね指の症状を改善するには、指だけでなく手や腕、さらには肩や背骨など全身の骨のバランスを整えることが必要です。

例えば、背骨や肩の動きが悪いと、手や指にかかる負担が増え、結果的に腱や筋肉が硬くなりばね指を引き起こします。そのため、手首や肘、肩の可動域を改善するストレッチを取り入れることも重要です。

手首・腕のストレッチ方法

  1. 片方の手の指を反対の手でつかみ、手のひらを前に押し出す(手首のストレッチ)
  2. 肘を伸ばしながら、腕の筋肉を軽くほぐす
  3. 肩を大きく回し、肩甲骨を意識的に動かす

手や腕の動きをスムーズにすることで、ばね指の負担を軽減できます。


まとめ

ばね指は、単なる指の使いすぎではなく、骨の硬さや全身のバランスが影響している症状です。
指だけをマッサージしても改善しない
カルシウムだけでは不十分、ミネラルが重要
手首・腕・肩のバランスを整えることで改善につながる

指のケアだけでなく、全身のバランスを意識したケアを取り入れることで、ばね指の根本的な改善を目指しましょう!

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