一般的に言われている五十肩(肩関節周囲炎)の原因は、以下のような要素が挙げられます


🔹 1. 加齢による関節や組織の変性

肩関節を構成する筋肉や腱(特に腱板)が、加齢とともに柔軟性や血流が低下し、炎症を起こしやすくなります。


🔹 2. 筋肉や腱の過緊張・使用過多

日常生活での肩の使いすぎや、長時間同じ姿勢でいることによる筋膜の緊張が、肩関節周囲の動きを制限し、炎症を引き起こす要因になります。


🔹 3. 血流や代謝の低下

冷えや運動不足などにより肩周囲の血行不良が起こり、組織の修復力が低下することで痛みや可動域制限が起きやすくなります。


🔹 4. 姿勢の悪化や全身のゆがみ

猫背・巻き肩などの姿勢が続くと、肩甲骨の動きが悪くなり、肩関節の可動域が制限され、炎症が慢性化しやすくなります。


🔹 5. 自律神経の乱れ

ストレスや睡眠不足により自律神経が乱れると、血管や筋肉の緊張調整がうまくいかなくなり、炎症の回復を妨げることがあります。

本当の原因は「肩だけ」ではないと考えています

筋膜のねじれや癒着

筋膜は全身を包む連続した組織で、肩だけでなく胸郭・背骨・骨盤・内臓の影響も受けています。
長年の姿勢やストレスによる「筋膜の引きつれ」が肩の動きを制限し、炎症を起こすことがあります。
この中でも特に胸郭を構成する肋骨・鎖骨・肩甲骨の連動性が低下すると肩が動かしづらい状態となります。無理な状態で腕を動かし続ければ炎症が起き、急に肩が上がらない、と感じます。

内臓疲労や自律神経の乱れ

肝臓や胃などの内臓が疲れると、横隔膜や背中の筋肉が緊張し、結果的に肩関節の動きに悪影響を与えます。
また、自律神経が乱れると血流や回復力が低下し、炎症が長引く原因にもなります。

足や骨盤のゆがみ

足首や骨盤がゆがむと、体全体の重心バランスが崩れ、肩に無理な力がかかるようになることがあります。
身体の土台である足元が歪むと当然、肩にもゆがみのストレスがかかります。

ソフトに筋膜を整え、神経にアプローチして早期に痛みの改善

当院の施術の特徴は『ソフトで部分的な施術』にとどまらない事です。
なぜならどんな症状であっても身体の根本は部分的なもので動いているわけではなく、全体的に連動して動く必要があるからです。